砂パの枠組み

リクエストがあったので別所で昔に書いた砂パの枠組みについて

カバルドンを軸にしたPTはグドスタとはまた別のものなので除外。

種族値を高く出来るのが砂パの強味だと思うので今回はグドスタを意識します。
個々の負担(役割)を出来るだけ同じ量に仮想しないと一瞬で崩れるので、構築・運用どちらも難しいと思います。
全部をカバーできるわけではないので、薄い部分は相手の交換に合わせたり、相手が何を狙っているのかを分かってないといけない部分も多いです。


バンギラスを軸とした基本的な枠組みは

バンギラス + 砂枠 + 対闘 + 対鋼 + 対雨 + 対砂

霰パに対しては自然とメタが張れてると思うので、後手になりやすい雨パと選出勝負になる砂パミラーを意識してPTを組みます。

砂パの代名詞になるのはこの3匹。

この3匹に共通しているのが、格闘が苦手ということ。
ガブリアスはスカーフを持たせることでテラキオンに優位に立てますが、火力や積み技のあるローブシンや目覚めるパワー氷を持っている可能性があるバシャーモには厳しいです。

選ぶポイントは
・格闘技が半減
・一貫している水タイプに圧力がかけやすい
・交代を読まれても1発耐える
この3点がメインになると思います。


これを満たしている中で強化アイテムを持たせやすく、相手が引いた時にも負担をかけやすいのが

この3匹はバシャーモが無理な分、後ろへ負担をかけやすくなっています。
サンダーはテラキオンも無理ですが。
リフレクターを使うことで何とかバシャーモが見れるかもしれない程度です。

逆にバシャーモにも強いのが

ラティアスやヤドランはゴツゴツメットを持たせることで、定数ダメで牽制できるのが強味だと思います。
ギャラドスは竜の舞や威嚇が1番の強味だと思います。
有効打をもたれているテラキオンや、火力が上がっているローブシンが辛いと思うのでそこを上手くケアしてあげられるといい動きができると思います。
下の3匹は上の3匹に比べると後続への負担が小さくなりがちなのがデメリット。
補助技があるので必ずしも小さくなるといわけでもないですが。

これだけだとサンダーを採用するメリットが薄く感じられますが、電気の一貫性をつける点は特に大きいと思います。
特に今作からはボルトチェンジがあるため、一貫性をついて上手くサイクルをまわすことも出来ます。
ライコウをほとんど見なくなったのと、一貫性を付きやすくなったのも嬉しいところです。
第4世代に比べて癖が強くなったのは否めませんが、その分、得意な相手や一貫性がある相手には強く出れますし雨パへの圧力も大きくなります。
もちろん入れられるPTに限りがあるので難しいことには変わらないのですが。


で、次に問題になるのが相手の鋼ポケモン
地震があるから何とかなる場合もありますが、地震が入らないことの方が多いです。
特に砂パの天敵になりやすいのが

炎技を持っていないとかなり厳しくなります。

ここで活躍するのがこの3匹。

3匹とも違う性質なのも面白いです。
定数ダメージや挑発を使って立ち回るヒードラン
相手の隙を見て積める、技の範囲が広いウルガモス
特性でSが上がるのでごり押しが可能なバシャーモ

ウルガモスバシャーモは雨パにとっても怖い存在なので美味しいですね。


1番の問題点である雨パメタになります。


パターンは3つあると思います。
ブルンゲルスイクンを使って水技を半減しながらサイクルをまわしていく方法。
相性のいい電気タイプを使い強い負荷をかける方法。
起点ポケモンを使って攻める方法。

ブルンゲルは鬼火による定数ダメージや呪われボディ、貯水などで雨パが苦戦しやすいポケモンです。
鬼火があるのでナットレイを投げにくいのも大きいと思います。
スイクンはプレッシャーを生かした守る身代わりによるPP削りや瞑想による積み技、毒による定数ダメージなどがありますが、ナットレイを投げやすいのが弱点。
熱湯もありますが火傷が3割なのと、ねむかごの可能性があるのが怖いです。
ボールで判別されてしまいますが、絶対零度を持っているスイクンは一気にサイクルを崩せるのが強味だと思います。
ウォッシュロトムは壁が張れたり、鬼火を打てるのも強味。
サンダーは火力と耐久を生かしたごり押しがメインになると思うので省略。
ボルトロスも火力を生かしたり、電磁波で相手のキングドラを動きにくくすることが出来ますが、耐久を振らないとスカーフニョロトノハイドロポンプが怖いところです。
気合の襷を持てば問題ないですが()
起点ポケモン2匹は起点を作ってというだけなのでおしまい。
カイリューで積んでいくのなら壁を張って2回舞えるようにしてあげたいですね。


最後に砂パへのメタ。
ここのメタがバンギラスの苦手なカバドリュウズへの中心になることもあります。
既に、ここまでで砂パへのメタになるポケモンも出てきてますが、その他にメタとして動けるのが

ローブシングライオンは特性を使った状態異常を発動させることでキノガッサカバルドンの催眠メタにすることもできます。
ゴツゴツメットを持ったカバルドンがいるので正直ローブシンは怪しいですが。
砂パミラーになった時は、相手も同じメタを持ってる可能性が否めないので選出勝負だと思っています。


この他にも壁を張って一気に抜いてくるようなPTであったり、それらに採用されるサクラビスカイリューパルシェン、催眠ループや無限グライオンなど気をつけることは多々ありますが、説明すると長くなりすぎるので今回はここらへんで。